リン酸リチウムバッテリーをツインバッテリーシステム化で追加してみた。
大容量リン酸リチウムバッテリー280Ahを一工夫し、ほぼポン付けで追加してみました。
購入先は、Amazonさんです。
現在、我が家のキャンプカーのサブバッテリーシステムは、1年前に鉛バッテリー2個仕様をリン酸リチウムバッテリー1個仕様に変更しています。
それも専用走行充電器の追加もせず、ソーラー充電システムも鉛バッテリー仕様のまま、発電機からの充電&外部電源からの充電のシステムもそのままで、本当に何もせずに載せ替えポン付けしています。
↓
その後、約1年間長距離&長時間に渡り使って来ましたが、何ら不具合は無く120Ahの容量で特に問題有りません。
しかし、昨年の秋にルーフエアコンが故障し撤去、ポータブルエアコンに変更した為、消費電力が圧倒的に少ないポータブルエアコンならサブバッテリーで稼働出来るはずでは。。。
↓
今度のゴールデンウィークから行く北海道長期旅に備え、実行に移す事にしました。
まずポータブルエアコンを発電機や外部電源での使用ではなく、サブバッテリーで稼働させるシステムを考えてみました。
大型バッテリーな為、搭載場所が限られるので今迄搭載していたリン酸リチウムバッテリー120Ahの所に入る物で最大の物を探し、今回のバッテリーを選びました。
バッテリーに記載のスペック表では、長さ53.3cm 幅24.1cm 高さ22.4cm 重量29.5㎏とかなり大型です。
搭載に際しては、そのままでは入らないので助手席を固定するボルトを4本取り外し、挿入スペースを作りダイネット側から落とし込む感じで設置しました。
このリン酸リチウムバッテリーは、他社の300Ah容量のバッテリーより20Ah少ないですが、価格も安いうえ幅が2cm位狭く 事前に設置可能なサイズを計測していた寸法と幅と高さが唯一ジャストフィットしていたので選択しました。
助手席の取付ボルトを取り付けると、ギリギリで全く微動だにしない位のドンピシャで収まりました。
ついでにバッテリーと一緒に購入した簡易的な電圧&残量計を取付ました。
既存の120Ahのリン酸リチウムバッテリーは、運転席側へ移設しました。
このままでは滑って動くので、バッテリーの裏面全体にマジックテープを貼りフロア面と固定、運転席をスライドさせ挟むと、こちらもかなり強固に位置決めが出来たので、バッテリーステーは割愛しました。
これでサブバッテリーの容量は、280Ah+120Ah=400Ahとかなりの容量増になります。
しかし、このまま製造メーカーも容量も異なるリン酸リチウムバッテリーを並列に繋ぐのは、いくら優秀なBMSが搭載され安全性の高いリン酸リチウムバッテリーだとしても、破損や最悪火災等のリスクが有るのは素人の私でも判りますので、一工夫し各々独立させて使用するツインバッテリーシステムにする事にしました。
このツインバッテリーシステムとは、プレジャーボート等で昔からよく使われる電装システムです。
簡単に言えばデュアルバッテリーセレクタースイッチを増設する事で、各々のバッテリーを切替し独立させて充放電させるシステムです。
という事で、デュアルバッテリーセレクタースイッチを購入
↓
これで2個同時での使用は出来ませんが、ロータリー式のセレクタースイッチで切替える事で、多少面倒ですが それぞれ異なる容量・メーカーのリン酸リチウムバッテリーを独立させ無駄なく充放電が出来る様になります。
今回280Ah側を① 120Ah側を②で配線し通常は①にスイッチを合わせておきます。
なおOFFにすると、完全にシステムから遮断され充電も放電もされませんので、キルスイッチとして使えます。
①+②という同時使用の設定も有りますが、基本的に使いません。
ロータリー式のセレクタースイッチの取付位置はダイネット側からでも操作出来る位置で、運転席のシートバックを前に倒せば、こちらからもアクセス出来る位置にしました。
各々のバッテリーの使い方としては、120Ahのバッテリーを満充電し予備サブバッテリー②として保持、280Ahのバッテリー①を主に使う様します。
発電機を使わずポータブルエアコン使用の場合は、セレクタースイッチ①から②に切替、定格1500W位の12V→100VのDC/AC純正弦波インバーターを280Ahの大型リン酸リチウムバッテリーに別途独立して増設すればポータブルエアコン専用バッテリーシステムとして使えます。
そして予備バッテリー②に切替稼働させれば冷蔵庫やTV・照明・既存のインバーターが今迄通り使えるはずです。
後は近日中に新規で定格1500W位の12V→100VのDC/AC純正弦波インバーターを調達し、北海道旅行までに、いろりろ試して見ようと思っています。